ドラクエIV:裏切りの洞窟、信じる心のエピソードの価値
ドラゴンクエストIV第5章「導かれし者たち」、冒険を始めたばかりの勇者一行(勇者、ミネア、マーニャ)は、砂漠を渡って船があるという港町に行こうとする。砂漠を渡るためには馬車が必要なのだが、砂漠手前にある馬車乗り場では、馬車を貸し出してくれない。白馬パトリシアの飼い主が、人間嫌いになっているのだ。
彼の父親の話によると、パトリシアと友人と一緒に洞窟に行った息子は、パトリシアと一緒に血だらけになって洞窟から帰ってきたのだという。それから息子は性格が変わったようになってしまい、馬車を貸し出さなくなったという。
勇者一向は、裏切りの洞窟に向かう。裏切りの洞窟に入ると、勇者とミネアたちははぐれてしまう。洞窟の奥で再会するのだが、再会したとたん、ミネアとマーニャは魔物になって勇者に襲いかかってくる。さらに奥で勇者は再び魔物に襲われているミネアとマーニャを見つける。これで再会したと思ったも束の間、ミネアとマーニャは魔物になり、また勇者に襲いかかってくる。どうにか裏切り小僧たちを倒して、勇者は洞窟の奥に向かい、ミネアとマーニャとまた出会う。今度はミネアの方がまたどうせ偽物でしょ、と勇者に襲いかかってこようとするが、マーニャが妹を制して、勇者にしかわからない質問をなげかける。こうして疑念は解けて、勇者たちは再び仲間で行動するようになる。
裏切りの洞窟の最深部には「信じる心」という宝物があった。勇者たちは信じる心をパトリシアの飼い主に届ける。彼は信じる心を受け取り、あんな裏切りに満ちた洞窟に信じる心があるなんて、と驚く。自分が仲間を信頼していなかったのが悪かったんですね、自分が仲間のことを信頼していたら、裏切ることもなかったでしょう、これからは人を信じることにします、まずは手始めにあなたたちを信頼しましょう、と飼い主は言って、彼はパトリシアと馬車と共に勇者と行動を共にすることになる。
小学生の頃ドラクエIVをやっていた時は、このエピソードにそんな感銘はしなかったけれど、今、信じる心を受け取った後の、友人を裏切った飼い主の言葉を聞くと、とても胸が打たれる。なぜこんなすばらしい話がゲームの中にあるのか。ドラゴンクエストのシナリオは本当に味わい深い。国民的ゲームの所以だろうか、一つ一つのエピソードに大人の胸を打つ人情話がある。テレビゲームの子どもたちの教育に対する悪影響を懸念する人には、ドラゴンクエストのシナリオが書けないだろう。子どもたちはドラゴンクエストの冒険を通して、他人を信じる心の大切さを疑似経験する。

- ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
- スクウェア・エニックス 2007-11-22
- おすすめ平均

なんだかんだいって
無駄な移植(4、5、6共に)
おもしろい!
懐かしの作品。
携帯機に移植してくれた事はありがたいことです。
by G-Tools , 2008/01/14
- [2008/01/14 14:43]
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