ゲーム評:メタルギアソリッドの持つテーマの奥深さ

- メタルギア ソリッド
- コナミ 1998-09-03
- おすすめ平均

古さを感じさせないゲーム
これをやらずに何をやる?
僕は2からやった者ですが。
シリーズ最高傑作か?
リアリティ
by G-Tools , 2008/05/11
ツタヤレンタル半額キャンペーンでも大々的に取り上げられてる、6月発売予定プレステ3ソフト「メタルギアソリッド4」の発売前に、メタルギアソリッドシリーズを1から3まで全クリアする巡礼の旅を昨日から開始した。
僕はメタルギアソリッド2を少しやったくらい。当シリーズクリエイターであり、ゲーマーの間では全世界レベルでリスペクトされているコナミ小島監督の作品は、PCエンジンの「スナッチャー」と、サターンの「ポリスノーツ」をやったくらいだった。どちらもストーリーが深く面白く、メタルギアソリッドだってきっと最高だと思っていたけれど、いざやってみたら、なんで発売当時にやっていなかったんだと激しく後悔した。
プレステソフトの「メタルギアソリッド」を昨日始めた当初は、プレステ3のブルーレイ映像と比べて、なんと粗いグラフィックかと最初は萎えたのだけれど、次第に登場人物たちの味のある台詞の数々とストーリーに引き込まれていった。映画みたいなゲーム作りを昨今のゲームクリエイターは目指しているけれど、この点について小島監督にかなうものはいないだろう。小島監督は古い時代からの映画と小説が大好きなんだと思う。台詞や物語展開の完成度が古典的、正統派レベルで高い。主人公のスネークが吐くハードボイルドな名台詞の数々に、完全に気持ちをつかまれた。
ゲームの表現はどんどんリアルになり、過激な内容が子どもの教育によくないといわれる。メタルギアソリッドも戦いをテーマにしているが、テーマが持つ深さの水準は、良質の戦争映画の基準に達している。戦争の矛盾、問題点、戦いで傷つく人々、人類の歴史のむごさ、裏切り、欲、愛情、名誉、自由、これら戦争を描くならおさえるべき基本的テーマが全て、正統的に描かれている。ストーリーが持つテーマの深さは、映像技術の進歩に関わりない。ゲームが持つテーマは画面に現れない。ユーザーの心にテーマは現れる。メタルギアソリッド4への期待が高まる。戦争ゲームが子どもの教育に悪影響を与えると思っている大人はぜひ、メタルギアソリッドをプレイしてから発言してほしい。このゲームの中には、ステレオタイプではくくれないものが存在している。
- [2008/05/11 19:02]
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