マンガ評:ハチミツとクローバー10巻セット
毎回巻末の作者登場マンガを読むのが楽しみでした。アシスタントの女の子たちと一緒に、自分たちはオタクだと自認する作者たち。しかし、自分たちよりも上のオタクがいることを知り、これからはオタクを自認するのを辞めようと決めます。実家に帰った時、子どもたちにオタク知識を披露する楽しさを堪能した作者は、自分はやっぱりオタクだと気づき、再びオタクとしての自分たちを肯定し始めます。
このマンガがアニメ化された際、アニメスタッフのみんなと楽しく話す喜びを見出した作者は、人付き合いが苦手だったのに、性格が変わったと実感します。こうして10巻続く巻末マンガの展開を見るだけでも、作者は教養小説的成長物語が好きなんだなとわかります。挫折、葛藤、諦め、喜び、自己肯定と自己否定、退行、成長、克服、夢の実現。
- [2008/07/10 23:45]
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